「うまく嚙み合えば、チャンスも」（高柳瑞師）

　トウシンマカオは昨秋に京阪杯を連覇すると、今年初戦のオーシャンＳも貫禄勝ち。これで３つ目のタイトルを獲得し、いよいよＧⅠ制覇が視界に入ってきた。鞍上にはルメールを迎え、悲願達成となるか。陣営を直撃した。

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――前走を振り返ってください。
高柳瑞調教師　レース当日で４８０キロ。思ったより絞れなかったところもあったけど、成長が見られていい感じでしたね。ＧⅢで５７キロなら取りこぼせないなと。道中はスムーズで直線もしっかり伸びてくれました。

――中２週で本番を迎えます。
高柳瑞師　もちろん阪急杯という選択肢も。ま、オーナーと相談して始動戦を決めたので、その中でやっていくしかないですね。使った後もむしろ体が増えてたくらい。残された時間でもう少し減らしていければ。

――コースについては。
高柳瑞師　昨年は馬場が悪すぎて、判断しづらいですね。ただ、手前の関係から左回りより右回りの方がベター。そこの対応も鍵になるし、こなしてほしいと思ってます。

――見通しを。
高柳瑞師　メンバー的にはヒケを取らないはず。うまく噛み合えば、チャンスもあるでしょう。スプリンターズＳも含め、今年はＧⅠを意識してますよ。

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　中間はコースや坂路でキャンターを消化し、おととい（１７日）ウッドで５Ｆ６９秒９―３９秒６、１Ｆ１１秒９をマークした。反動もなく、万全の態勢で水曜の最終追い切りに備える。