先週、38年連続の重賞Vを達成した武豊

公開日:2024年2月22日 14:00 更新日:2024年2月22日 14:00

この記録継続が危なかった年は一度もない凄さ

 先週土曜の京都牝馬Sをソーダズリングで制して、武豊は今年の重賞初勝利。しかも、これでデビューからの重賞勝利が38年連続という、とてつもない数字を樹立した。

 この3月で55歳。それでも本人は「あと20年続けたいですね」。さすがにこれはジョークだろうが、それでも“レジェンドだったら……”と思わずにはいられない。

 その京都牝馬Sは2月17日の施行だった。昨年は1月8日のシンザン記念=ライトクオンタムで重賞初勝利。22年は1月15日の愛知杯=ルビーカサブランカだったから、例年よりは少し遅い。

 だが、20、21年は弥生賞ディープインパクト記念=サトノフラッグ、チューリップ賞=メイケイエールがその年の初重賞Vだから、3月の上旬だ。1月のうちに勝てなかったとはいえ、決して遅くはない。

 では、デビューした87年を除き(この年は10月11日の京都大賞典=トウカイローマンが初勝利)、最も重賞初勝利が遅かったのはいつか。調べてみると、92年だった。阪神大賞典=メジロマックイーンがそう。3月15日のことだった。

 つまり、その年の重賞初勝利が4月以降にズレ込んだことは一度もないのが凄い。50代になっても、軽々と自身の記録を塗り替えていく“レジェンド”武豊。かなり気が早いが、「39年連続」はいつになるのだろうか。

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