【東京新聞杯】阪神牝馬S勝ちの再現を サウンドビバーチェ一発あり
公開日:2024年2月1日 14:00 更新日:2024年2月1日 14:00
サウンドビバーチェを要チェック。
3歳秋の紫苑Sでは8枠11番から逃げて、スタニングローズの首差②着に踏ん張り、秋華賞の出走権を手にしている。大舞台でも2番手から見せ場をつくり、0秒4差⑦着に頑張った。
4歳の昨年は初戦の洛陽Sで最下位⑪着と失速。ところが、阪神牝馬Sは大違いだった。2番手で運んで、ゴール前も力強い伸びを見せて、②着に1馬身4分の1差をつけて初タイトルを獲得だ。
続くヴィクトリアマイルでも前、前の競馬で、ゴール前もしっかりと脚を使い、ソングライン、ソダシ、スターズオンアース、ディヴィーナの⑤着と掲示板入りを果たした。その後は放牧に出され、昨暮れのターコイズSで復帰。3番人気に推されたここはブービー⑮着に敗れてしまった。
友道助手は「ケイコで時計は出てたし、負荷をかけていたけど、心肺機能、内臓面などできていなかった感じでした。4角で手応えが悪くなってしまって」と振り返る。
もちろん、巻き返しに向けて、乗り込みは入念だ。先週水曜は浜中が手綱を取り、Cウッドでいっぱいに追われて6F78秒9―36秒2、1F11秒6の好時計をマーク。そして、今週水曜も坂路4F52秒3―12秒4で駆け上がった。
「ダメージはなく、放牧を挟んですぐに乗り出せました。前回は装鞍所、パドックでも凄くおとなしくて、気が乗っていない感じでしたが、この中間はピリッとしています。今までも2戦目の方がいい馬ですからね」
阪神牝馬Sは2ケタ敗退から“たたき2戦目”でのガラリ一変だった。再現があっていい。