【日経新春杯】カレンルシェルブル初重賞ゲット
公開日:2024年1月11日 14:00 更新日:2024年1月11日 14:00
あえて二千四百のここへ
カレンルシェルブルに注目。
年齢を重ねつつ着実に力をつけてきた。3歳時には未勝利、1勝クラス、4歳時には2、3勝クラスを勝ち上がり。昨年の5歳時には春にリステッド競走の福島民報杯を制した。
秋には福島記念で後方からじっくりと進め、直線では鞍上のアクションに応えて力強い伸びを見せて③着と、メドを立てている。続く暮れの中日新聞杯は⑩着敗退でも、心配することはない。
「前走は3角でラチ沿いの狭いところに入って減速して、その後に外へ出すというチグハグな競馬になって。この馬の良さを出せないまま終わってしまった印象です」(安田翔師)
もちろん6歳の今年、目指すのは初タイトル獲得だ。
この中間は厩舎に置いて、じっくり調整されてきた。「前走で走り切ってない分、消耗は少なかった」の言葉通り、乗り込みは豊富。年末から年明けにかけて坂路で4本の時計をマークすると、先週金曜にはCウッドでびっしりと3頭併せ。今週水曜は6F86秒0―38秒9、1F11秒8。馬なりで併入して、好調子をアピールしている。
前走まで11戦連続で二千を使われてきた。しかし、今回は中山金杯ではなく、あえて二千四百のここに照準を合わせてきた。
「距離が延びることを苦にするタイプじゃない。枠順や流れ次第に何よりも京都の外回り二千四百の方がひと工夫できそう。ええ、あらためて」
二千四百は東京の3勝クラス、緑風Sで1度走って②着と距離実績がある。加えて、武豊との初コンビで臨む。レジェンドの絶妙な手綱さばきに期待が高まる。