【朝日杯フューチュリティS】エコロヴァルツ楽々と3馬身先着

公開日:2023年12月13日 14:00 更新日:2023年12月13日 14:00

武豊は今週から実戦復帰

 8月札幌のコスモス賞を6馬身差で圧勝後は、放牧でしっかりケアして栗東へ。先月半ばから坂路、コース併用で丹念に仕上げられてきた。

 1週前は絶品の動き。Cウッドで6F81秒2―38秒5、1F12秒1を馬なりでマークし、その時計以上に伸びのあるフットワークが実に印象的だった。

 けさは今週から実戦復帰する武豊を背にして坂路へ。

 先週までにほぼ陣営の青写真通りの仕上げができているから、感触を確かめる程度。コスモス賞で手綱を取っていることもあり、鞍上鞍下の呼吸も合ってスムーズな走りで4F54秒6、ラスト2F25秒3―12秒3。併走相手に並んでから自然とピッチアップした時の反応速度が目立った。

 最後は軽々と3馬身先着。スピード感に加えて力強さもあり、理想的な攻め内容だ。馬体もシャープになってきた印象もあり、仕上げは万全とみていい。

○…「今週から乗ります」とは武豊。エコロの追い切り後に囲んだ報道陣にこう切り出した。「3馬身くらい後ろから行って、最後は並びかけて。いい動きでしたよ。能力の高い馬だし、フットワークも大きい。素質がある。陣営が待ってくれたし、うれしいですよ」と話した。ここまで6週も休んだとあって、「長かったですね。心配してくださった方がたくさんいて、励ましの言葉もうれしかったです。レースでいいパフォーマンスをして、という気持ちは強い」とファンに向けても感謝を表した。土曜中山のGⅢターコイズSで「楽しみな馬」と話すソーダズリングが復帰戦となる。

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