【阪神ジュベナイルF】キャットファイト3連勝でGⅠ取り
公開日:2023年12月7日 14:00 更新日:2023年12月7日 14:23
関東馬キャットファイトに注目したい。
デビューしたのは6月4日の東京千六。そう、あの伝説になりつつある新馬戦だ。勝ったのはサウジアラビアロイヤルC②着馬ボンドガール、②着チェルヴィニアがアルテミスS、③着コラソンビートが京王杯2歳Sを制した。
こういったメンバーの中で、出負け気味で道中も頭を上げたりと若さを出して⑥着。それでも内からしぶとく伸びていたた内容が評価され、2戦目では1番人気に支持された。そこで順当に勝ち上がり、続くアスター賞でも魅せる。
スタートして3番手につけると、直線で一気に突き放して5馬身差の圧勝劇を演じた。しかも、レコードのおまけ付き。上がり3Fも唯一の33秒台(33秒7)。まさしく1頭だけ脚色が違った。
上原博師は「体はそんなに大きくないけど、切れ味があるから。この前もそんなところを見せてくれたね」と振り返る。
2連勝を飾ったことでローテーションもゆったり組むことができた。
「ここを目標に牧場とも連携してきたし、非常にいい状態でいけるんじゃないかな」
帰厩して11月中旬にウッドで初時計。1週前に6F81秒7―37秒0、1F11秒3を目いっぱい。そして、水曜は大野を背に6F82秒7―37秒8、1F11秒4をマーク。推進力あふれる走りできっちり仕上がった。
「先週は5F65秒のところ(65秒1)である程度ビッシリやって気合をつけたし、予定通りだね。阪神外回りも問題ないと思う。強いメンバーにどこまでやれるか楽しみ」
妙味たっぷりだ。