木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・チャンピオンズC】

公開日:2023年12月2日 17:00 更新日:2023年12月2日 17:00

1週前追いにまたがって感触を確かめた(内)

 チャンピオンズCに、管理するウィルソンテソーロを送り出す小手川調教師と初めて会ったのは10年以上前の函館です

 当時、オレンジ帽(調教の時にかぶるヘルメットがオレンジ色だったため。今はほとんどいない業種)の調教厩務員で担当馬のことを尋ねに行くと、初対面にもかかわらず、細かく…

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12月3日(日)中京競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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