【チャンピオンズC】調教マル特チェック①

公開日:2023年11月29日 14:00 更新日:2023年11月29日 14:00

セラフィックコール「今回は落ち着いている」

セラフィックコールA
 みやこSで年長馬を蹴散らして初重賞制覇。デビューから5戦5勝でGⅠの舞台に駆け上がってきた。前走後は放牧で状態をチェックして21日に帰厩。23日はCウッドで体調を確認するように6F89秒9、3F41秒0―12秒8。今週はM・デムーロが騎乗して、いつものようにBコース半周からCウッドへ。リードホースを3、4馬身追走し、残り1F標で内から並びかけると、ラストまで馬体を併せてフィニッシュした。時計は6F86秒7―38秒5、1F11秒6。前走時は一瞬で抜き去ったが、今回は最後まで併せた形。デムーロが思い通りにコントロールできた印象だ。硬さもなく、馬体もボリュームを維持。テンションも極端に上がっておらず、初の中3週でも心配ない。
 鞍上は「いいですね。前走はピリピリしていましたが、今回は落ち着いて。大人になった感じはあります。左回りは大丈夫。プレッシャーはありますが、(直線の長い)中京は良さそう。能力は高いですよ」と。

アイコンテーラーA
 ダートに矛先を向けて①②①着といまだ底を見せていない上がり馬。中間の気配もいい。先週の木曜追いはCウッドで6F80秒7―36秒0、1F11秒3。きっちり併走追いを消化した。今週はモレイラ騎乗で6F79秒6―36秒4、1F12秒1。相手とは併入でも持ったままで、とにかく素軽さを感じさせるフットワークが素晴らしい。ラストも俊敏さが目立つ。モレイラは「けさはリズム良く走らせて直線は外へ。フィーリングを確かめる感じでした。いい雰囲気ですし、レースに向けて不安はありません」と自信ありの様子だった。

グロリアムンディB
 コリアC②着後は検疫、放牧を経て4日に栗東へ戻ってきた。以降は順調に攻め馬を積んで先週水曜は1F11秒7をマークしていた。今週は6F80秒7―37秒1、1F12秒0。しっかり最後までいっぱいに追う“攻め”の姿勢を貫いた。毛ヅヤの良さは目立つし、このひと追いでさらに上昇してくれば、楽しみな存在になってきそうだ。

メイクアリープ B
 みやこS②着後は在厩して調整。今週は主戦の幸が騎乗してCウッドで6F81秒7―36秒8、1F11秒9。頭の高い走りはいつものことで、道中は自らが鞍上を引っ張るように気持ちの入った走りが印象的だった。ラストで軽く気合をつける程度でもスピードを落とさず駆け抜けており、好調アピールといったところだろう。

ジオグリフ   B
 1週前はビュイックがまたがり、ビシッと追われたが、ゴール後に気を抜くような面があったために最終追い切りはブリンカーを着用してきた。ウッドで先導役として5F68秒5―38秒5をマーク。後続の馬が追いつかず、直線は相手を待つ形で馬なりだったが、1Fは12秒2。調教駆けするとはいえ、キビキビした動きで状態の良さは伝わってきた。レースでもブリンカーは着用予定で、パワフルな走りからもダートはこなしていい。

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