【京都大賞典】ビッグリボン牡馬撃破

公開日:2023年10月3日 14:00 更新日:2023年10月3日 14:00

良血馬に好ムードが漂う

 ビッグリボンに注目したい。

 父がクイーンエリザベスⅡ世C勝ちのルーラーシップで、祖母は桜花賞②着のロンドンブリッジ。全兄に菊花賞馬キセキを持つ良血馬は無理せずにじっくりと育てられてきた。昨年暮れにサンタクロースSを差し切ってオープン入り。今年初戦の関門橋Sで③着に来ると、福島牝馬Sでは重賞初挑戦で鼻差②着とすぐにメドを立てた。

 続いて、マーメイドSへ。4枠4番から道中は中団から進めた。そのまま勝負どころを回り、直線では西村淳のアクションに応えて、力強く脚を伸ばした。残り1F過ぎで先頭に立つと、外からウインマイティーが迫って来れば、またエンジン点火で4分の3馬身差のフィニッシュ。1番人気に応えて、タイトルを手にしている。

「斤量を背負っている方ではありましたが、長くいい脚を使って勝ち切ることができました。その後はリフレッシュ放牧。帰厩後の雰囲気が良く、いい動きを見せています」(福永助手)

 なるほど、2週前はCウッド6F86秒4―38秒1、1F11秒5、先週も6F82秒8―37秒8、1F11秒6。ともに西村淳が手綱を取り、鋭い切れ味だった。

「ここは強い牡馬が相手になる。距離も延びるだけにどうかですが、状態の良さを生かして善戦ができれば」

 5歳秋でもキャリアは10戦でまだまだ伸びしろがある。8カ月ぶりで栄特別、9カ月半ぶりでサンタクロースSとテッポウは2戦2勝。西村淳とは〈3110〉と抜群に相性がいい。

 良血開花で牡馬撃破となるか。

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