【シリウスS】ハンデ54㌔で末脚生かす キリンジ初重賞ゲット

公開日:2023年9月28日 14:00 更新日:2023年9月28日 14:00

 キリンジに注目だ。

 今年の春に未勝利、1勝クラスを連勝し、勢いに乗って兵庫チャンピオンシップに挑戦した。

 逃げ切ったミトノオーには6馬身離されたとはいえ、最速の末脚で②着と連対を果たした。

 続いて、ジャパンダートダービーへ。さすがに強敵相手で43・9倍の6番人気と評価は低かったが、レースが頑張った。同じように後方から進めて直線では脚を伸ばし、無傷の6連勝を飾ったミックファイアの2馬身半差②着。逃げたミトノオーを最後に首差でかわしている。

 佐々木師は「前走は見ての通り、砂をかぶってかなり嫌がっていたね。それでも②着。ジョッキーも2回乗って分かってくれている」と話す。

 レース後は放牧を挟んで、ここを目標に乗り込まれてきた。先週までにCウッドで6本の時計をマーク。今週水曜は藤岡佑が手綱を取り、6F83秒3―37秒9、1F12秒0で駆け抜けた。

「もともとケイコで動くタイプではなく、掴みづらいところはある。ジョッキーは“先週より良かった。大井と同じくらいかな”と言ってたよ」

 今回は中央の重賞に初参戦。その舞台が2連勝を決めた阪神コースなのはいい。

「ハンデ54キロはおいしかった。せこい競馬をできるタイプではないし、相手が強い中、大外を回る競馬でどこまで」

 斤量減で末脚に切れが増す可能性は十分。古馬撃破となるか。

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