けさは武豊を背に１F11秒９

レジェンドもにこやかになる動き（手前）（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　オークス⑧着後の放牧から栗東へ戻ったのは８月２３日。その翌週には坂路４Ｆ５１秒３をたたき出して、先週６日には非常に活発な動きで５０秒７をマークし、ピクシーナイトをあおりながらの好タイム。仕上げが進んでいることを感じさせた。

　さらに今週もまさに絶品。武豊が騎乗しての併走追いで、レジェンドも感触を確かめる程度で十分との判断か、最後まで馬なりだった。それでも伸びのあるフットワークで駆け抜けて、４Ｆ５１秒７、ラスト２Ｆ２４秒１。そして１Ｆは１１秒９だから、まともに追っていればどれだけの時計が出たのか。

　これで３週連続の好調教で、攻め駆けするタイプとはいえ、ひと夏越して明らかにパワーアップしている。馬体も締まって見え、態勢は万全。楽しみな秋初戦になる。

〇…「いい動きだったね」が武豊の第一声。好感触を得た言葉が続き、「もともと動く馬だけど相変わらず動く。これで仕上がってくるんじゃないかな」だ。春を振り返って「オークスの時はテンションが高く、レースでも右にもたれて、カーッとなっていた。本来はそういう馬じゃないからね。阪神千八は勝っている舞台だし、条件はすごくいい。この馬の力を出せたらチャンスがあると思う」と終始、にこやかだった。