武豊、キーンランドCで北海道重賞コンプリートなるか
公開日:2023年8月24日 14:00 更新日:2023年8月24日 14:00
ワールドオールスタージョッキーズで注目される武豊。重賞のGⅢキーンランドCでは青函Sを制したゾンニッヒとコンビ継続で挑む。
GⅠシーズン、特に暮れになるとホープフルSのみ、まだ勝っていないことが話題になるレジェンド。だが、GⅡ、GⅢとなると未勝利のレースは数多くある。
GⅡはいずれも関東エリアで、セントライト記念、府中牝馬S、アルゼンチン共和国杯、ステイヤーズSの4つ。これがGⅢになると18もある。
ただ、これも関東エリア、もしくは裏開催のものがほとんど。実はオーシャンS、新潟大賞典、サウジアラビアロイヤルC、福島記念、カペラSは勝利どころか、騎乗経験もなし。ま、新潟大賞典、福島記念はGⅠの裏だから、乗る機会がないのも仕方がないだろう。
そんな中、数多く乗りながら未勝利なのが根岸S。14回騎乗して〈03110〉である。
次いでこのキーンランドC。8回騎乗して〈0017〉。19年リナーテでの③着が最高だ。武豊が北海道にベースを置くようになったのは近年のこと。ただ、札幌記念では8勝もしているし、北海道で勝っていない重賞はこれだけなのだ。
だが、かつて札幌で古馬の芝千二の重賞は勝っている。94年にゴールドマウンテンで制した札幌スプリントSがそう。これはこの年に創設されたが、97年から札幌と函館の開催順が入れ替わり、現在の函館スプリントSになる。
ちなみに、今、北海道で行われている重賞は年間8鞍。17年クイーンS=アエロリットで横山典が北海道重賞コンプリートを成し遂げいる。武豊はこの記録に続くか。