【新潟2歳S】栗東調教分 ルージュスタニング陣営の青写真通りの好仕上がり

公開日:2023年8月23日 14:00 更新日:2023年8月23日 14:00

 栗東では7月中京の新馬戦を快勝したルージュスタニングがいい。放牧を挟んで先月29日に帰厩。以降は坂路、コース併用で名門・友道厩舎の青写真通りだから、今週は坂路で余力残し。それでも併走相手に半馬身先着の4F54秒6―12秒1。反応速度が素晴らしく、フットワークの伸びも申し分なしだった。

 同じく中京新馬戦Vのエンヤラヴフェイスは坂路4F54秒5、ラスト2F25秒2―12秒3。20日に4F51秒7をマークしており、今週は馬なり調整だが、併走相手に楽々と1馬身半差の先着で締めた。時計以上に活発な動きで上積みを感じさせる。菱田は「いい動きで、走りのリズムに迫力がありました。初戦は左にもたれ、4角で手応えが怪しかったですが、1度使った効果を見込めたら。身体機能は高いので」と。

 ルクスノアは坂路4F52秒8、ラスト2F24秒3―12秒0。1週前の51秒1―11秒9に続き、今週も文句なし。見た目以上の時計になったのはフットワークに伸びがあるからで、気配の良さならこの馬か。永島は「良かったですね。先週にやってあるので、けさはサッとの感じでしたが、(手綱を)放したらはじけそうなくらい。センスのある子ですし、頑張ります」と前向きだった。

 ジューンテイクは先週19日のCウッドで2勝クラスを相手に追走先着と負荷をかけて、今週は単走。故障馬の影響で坂路が閉鎖のためにCウッド追いとなったが、終始、リラックスした走りで半マイル4F57秒9―41秒0、1F12秒3。軽い脚さばきで好仕上がりをアピールしていた。武英師は「初戦より動き、反応とも良くなってきました。初戦はパドックで馬っ気を出しても、競馬でいいパフォーマンス。2戦目でどこまで競馬を理解してくれますか」と。

 ヴァンヴィーヴは坂路4F56秒7、ラスト2F26秒8―13秒2。時計は地味でも、先週にコースで6F83秒4、1F11秒2の併走追いをこなして仕上げが進んでおり、息を整える程度だったから。筋肉も目立つ馬体は見栄えしており、悪い意味のC評価ではない。

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