「体にボリューム感が出て良くなっている」（新谷師）

　リメイクに注目だ。

　昨年の前半戦は１勝クラス、昇竜Ｓ、端午Ｓと３連勝。ユニコーンＳは⑥着に敗れたが、秋には交流重賞のオーバルスプリントで②着。暮れにはカペラＳで重賞ウイナーの仲間入りをした。

　レース内容は強烈だった。道中は中団の後ろから進めて、直線で大外に持ち出すとグイグイと伸びた。まとめてかわして②着に４馬身差をつけてゴール。上がり３Ｆ３５秒１はもちろん最速だ。

　今春は海外遠征。リヤドダートスプリント③着、ドバイゴールデンシャヒーン⑤着と頑張った。

　この経験を生かして、さらに進化した姿を見せることができるか。陣営に聞いた。

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――前走を振り返ってください。
　新谷調教師　「たまたまタイミングが合わずに出遅れたけど、ラストはしっかりと伸びてきた。評価できる内容だったと思います」

――その後の調整、１週前追い切りは。
「１カ月前に戻して、ここを目標に調整してきました。１週前は坂路４Ｆ５０秒２。体を動かすように全体的に時計を出して負荷をかけました」

――何か変化はありますか。
「ドバイあたりから古馬らしくなってきました。その後、休ませたことで体にボリューム感が出て良くなっていますよ」

――舞台は中京の千四になります。
「千四は久しぶりだけど、ワンターンの方が合っているタイプ。中京の千四では結果も出していますしね。問題はないでしょう」

――セールスポイントは何でしょうか。
「この馬はペースに合わせて、どの位置からでも競馬ができる。それが強みだと思っています」