今週はいよいよ日本ダービー。皐月賞から続けてタスティエーラに本命を打つ。
前走は最終週で重馬場というコンディション。加えて道中は逃げ馬が前半5F58秒5でレースを引っ張ったこともあり、かなり厳しい戦いに。
案の定、先行勢が軒並み沈む中、ただ一頭だけ残り100メートルで先頭へ。最後はソールオリエンスに差されてしまったものの、②着に残して見どころたっぷり。展開を考えれば、勝ち馬より強い競馬をしていた。
その後は短期放牧を挟んでリフレッシュ。帰厩後は新コンビのレーンが毎週のように感触を確かめるなど、すこぶる順調に乗り込まれてきた。
特に秀逸だったのが1週前のウッド追い。3頭併せで6F83秒3―36秒4。馬なりでラスト1F11秒0と切れに切れ、GⅠ3勝のカフェファラオに2馬身先着して文句なしの“A”評価だ。
先週の時点でほぼ整っているため、直前は微調整ながら、推進力あふれる走りで5F67秒1―37秒5。追えばまだまだ時計が出そうな余韻十分に1F11秒1でフィニッシュした。
「非常に反応が良くて、スムーズに加速できていました」とは堀師。
前走惜敗からワンランク状態を上げ、世代の頂点に立つ。
馬好きが高じて競馬記者に。「マリナ くノ一的中術」のコラムを担当。牝馬限定、障害、若手騎手戦などのコアなレースに目がない偏食系女子。馬への愛は誰にも負けない。