スターズオンアースは始動戦の大阪杯で鼻差②着に。同じ舞台で行われた秋華賞の雪辱を果たせなかったが、２冠牝馬の実力は示したといえる。次なるターゲットに選ばれたのが東京マイル戦。その経緯や調整過程などを陣営に聞いた。

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――前走を振り返ってください。
高柳瑞調教師　「装鞍所からすごくいい雰囲気でシルエット（馬体重は１２キロ増の４８４キロ）は思った通りでしたね。状態も良かったけど、行き脚がつかず秋華賞と同じようなレースに。直線はいい脚で伸びて力のあるところを見せてくれました」

「直線の長いコースで走らせたかった」（高柳瑞師）

――ヴィクトリアマイル出走の決め手は。
「スピードの乗りが遅いので、直線の長いコースで走らせたかった。そこが一番ですね。桜花賞を勝ってるし、距離はこなせます」

――中間は。
「短期で山元トレセンに放牧へ。ダメージはそこまでなく、回復も早かったようですね。そのあたりも成長のひとつと言えるのでは。帰厩後も順調にきてますよ」

――１週前は杉原騎手が感触を確かめるルーティンでウッド５Ｆ６６秒２―３６秒７、１Ｆ１１秒１。
「よく動けてたし、息遣いも良かったです。いつものようにしっかり負荷をかけられたので、体調も上がってきました」

――見通しをお願いします。
「後ろから行かせたいわけではないし、流れに乗って運べれば。最後にフットワークが伸びるタイプ。そのあたりを生かしたいですね。メンバーは近年と比較してもかなり揃った印象。それでも、力上位ということには変わりありません」