鬼才・橘 万券アタック

【橘の日曜競馬コラム・NHKマイルC】

公開日:2023年5月6日 17:00 更新日:2023年5月7日 16:25

 シャンパンカラーで勝負。

 東京千六は2戦2勝とパーフェクト。昨秋の新馬戦は中団で運んで、直線では力強く伸びて1馬身4分の1差の差し切り。上がり3F33秒4はメンバー最速だった。

 続くベゴニア賞は8枠9番から逃げに出た。軽快にレースを引っ張り、ゴール前は2番手の馬が迫ってくれば、また脚を伸ばして首差で振り切ってゴールイン。全く違った競馬で結果を出しているから適性は実に高い。

 今年の2走は中山に出走。二千の京成杯は2番手で進めて⑥着まで。千六に戻したニュージーランドTは中団の前めで脚をためる形を取った。直線ではしぶとく脚を使って③着と優先出走権を手にしている。

 もちろん、得意舞台での大決戦に向けて、仕上げに抜かりなし。

 ここ2週は前走が初コンビだった内田が続けて騎乗。先週はウッド6F76秒4―35秒6、1F11秒4と、僚馬を大きく追走するハードな併せ馬を消化した。その反動も全く見られず、今週は坂路4F52秒5―12秒7で元気いっぱいに駆け上がっている。2カ月半ぶりをたたいた上積みを見込んでいい。

 抜群のコース実績の割に人気の盲点。ビッグ馬券を期待だ。

【新潟11R・新潟大賞典】 本命はロングラン。

 昨年は新馬以来だった芝で2、3勝クラスを連勝。昇級後も⑤④⑥着と崩れていない。

 長く脚は使っており、初めての新潟は合うイメージがある。入れば人気となったアイコンテーラーとの2分の1の抽選をクリアして出走。大駆けがあっても。

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5月7日(日)東京競馬場

5月7日(日)新潟競馬場

橘正信

橘正信

 予想のスタンスはビッグ配当狙い。取材、データなどをいろいろと取り入れて、波乱ありと踏めば、超大穴にも◎を打っています。
 今でも時折、ファンに話しかけられるのが、92年エリザベス女王杯でアッと言わせたタケノベルベットです。ぶっつけのGⅠ挑戦で、91・3倍のブービー17番人気と全くの人気薄でした。
 それでも、前半戦で3勝を挙げ、チューリップ賞で③着と素質の高さは間違いなし。名伯楽・小林稔師の仕上げも万全ムードです。
 レースはまくりが決まり、②着が○の2番人気メジロカンムリ、③着が▲のニシノフラワー。導入2年目の馬連が7万470円もつけて喜びました。
 ただ、こんなことも。1週前の菊花賞では馬券を大きく踏み込んで惨敗。それで女王杯は控えめに……。
 これからも僕だけでなく、ファンの記憶に残る鬼穴を探していきます。

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