休み明けのニュージーランドＴで初めて土がついた（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　２歳王者の捲土重来となるか。

　ドルチェモアは昨夏の札幌デビューからサウジアラビアＲＣを連勝。さらに暮れの朝日杯ＦＳをも制し、一気に世代の頂点へと上り詰めた。

　その勝ちっぷりから３歳マイル王の座はほぼ確実かと思われたが、年明け初戦のニュージーランドＴはまさかの⑦着。当確から一気に黄信号へと情勢が変わった。

　混とんとする３歳マイル路線。王者ドルチェモアの復活はあるのか、須貝調教師を直撃した。

──ニュージーランドＴは⑦着でした。
須貝調教師　これまでと違い、行く形になってしまいましたし、ＮＨＫマイルＣを見据えての出走だったのでね。結果はどうあれ、一回たたいたことで、朝日杯ＦＳぐらいの状態に戻ってますよ。

──中間の調整は。
　須貝師　１週前のＣウッドでは三浦騎手に乗ってもらって、感触を確かめてもらいました（６Ｆ８１秒０─３５秒２、１Ｆ１１秒５）。フォームがきれいだったし、デキは良くなってますね。輸送があるしテンションを高くしたくないので、直前は時計を詰めることなくサッと。ちょうどいいんじゃないですか。雰囲気はいいと思います。

──３歳になって成長した点は。
　須貝師　もとから精神的な素直さがあって、欠点という欠点がない馬。特にここが変わったというところはないですが、着実に成長はしていると思います。

──舞台は東京マイルです。
　須貝師　前回のように自分がペースメーカーになるのではなく、追い出しを我慢できるような位置で運びたいですね。
２歳チャンピオンだけで終わらず、この春を賑わせたい。頑張ってほしいですね。