泣いたり笑ったり 記者の取材、印と馬券の物語

【泣いたり笑ったり 記者の取材、印と馬券の物語・マイラーズC】99年⑩着ファレノプシス/新谷記者

公開日:2023年4月22日 17:00 更新日:2023年4月22日 17:00

ラストランのエ女王杯を制したファレノプシスと清水助手

 今は記録を追いかけるデータ派だが、トラックマンの時代もあった。

 99年マイラーズCの週は担当の注目馬がメインにスタンバイする忙しい週。当時は3月。土曜日のチューリップ賞には桜候補といわれていた坂口正大厩舎のゴッドインチーフが出走(②着)。そしてマイラーズCには野村厩舎のキ…

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4月23日(日)京都競馬場

新谷学

 競馬初体験は90年。ノーザンドライバーが勝った11月デイリー杯3歳S当日だった。
 友人に強引に連れられて訪れた京都競馬場。1点買いした最終Rで当時、枠連で1万6000円オーバーの的中。これが良かったのか、悪かったのか……。
 そこから競馬にどっぷりで、なぜか本紙を打っていた薮中記者に憧れを抱くようになり、某外国語大学を卒業しながらも、いずれはこの人と働こうと決意。
 仕事としての競馬場デビューはナリタブライアンが3冠達成を果たした94年菊花賞。馬柱デビューは翌年、タヤスツヨシがダービー制覇した週から。
 そしてたどり着いたのは“レースレート”だ。強い①着馬もいれば、弱い①着馬もいるし、勝ち馬より強い②着、③着馬だっている。それをレースごとに数値化したレートを用いて予想を組み立てている。記録、数字好きの方はぜひ参考に。

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