ニシノデイジー（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　土曜の中山メインは障害のＧⅠ中山グランドジャンプ。注目はやはりニシノデイジーだろう。

　２歳時には札幌２歳Ｓと東スポ杯２歳Ｓを連勝してエリートコースへ。だが、ホープフルＳ③着を最後に低迷し、昨年５月に障害入り。すると２戦で未勝利を脱し、秋陽ジャンプＳ②着を経て、わずか４戦目で中山大障害を制し、障害界の頂点に立った。

　王者オジュウチョウサンが引退し、これからはこの馬が受けて立つ立場に。今年初戦の阪神スプリングＪは③着と取りこぼしたが、まだ障害のキャリアが浅いうえに、石神がテン乗りだった。たたき２戦目、コンビ２戦目の今回は負けられない戦いとなる。

　その石神はすでに障害ＧⅠを１０勝。ただ一人の２ケタ勝利を達成している。

　そのうちオジュウで９勝だが、特徴的なのが通算でＧⅠに２１回騎乗して〈10、０、０、11〉と②③着は一度もないこと。まさに「頭あってヒモなし」である。その傾向通り、今回も〝頭〟を取って、ＧⅠ連勝となるか。