【アメリカJCC】「古馬相手でも」(杉山晴師) ガイアフォース陣営直撃(ネットオリジナル)

公開日:2023年1月19日 14:00 更新日:2023年1月19日 14:00

 アメリカJCCは東西の4歳馬2頭に注目が集まる。

 関西からはガイアフォースがエントリー。菊花賞こそ人気を裏切ったが、秘めるポテンシャルはGⅠ級。春の大舞台に向けて巻き返しに燃える陣営を直撃した。
  ◇  ◇  ◇  

──菊花賞(⑧着)を振り返ってください。

杉山調教師 「ストライドが大きい馬なので、正直、外めの枠が希望でした。ところが一番、窮屈な枠に入ってしまって……〝どこかで外に出せたらな〟と思っていましたが、最後まで自分の走りができずに終わってしまいました」

──その後の調整過程を教えてください。

「放牧に出して、体の疲れを取ってもらいました。初めて窮屈な競馬をしたので、しっかり間隔をとって、精神的なところを含めてリフレッシュさせました」

──帰厩後の気配は?

「今回は長距離輸送になるので2週前と1週前に負荷をかけ、当該週は調整程度に。リフレッシュできて帰ってきたので、2週前からしっかり時計を出すことができました。特に1週前(坂路4F52秒4─12秒2)にルメール騎手が乗ってから、馬の動きがより大きくなってきました。状態に関してはすごくいいと思います」

──中山二千二百㍍で、初めて年長馬との対戦です。

「セントライト記念を勝っているように、結果が出ていますからね。条件的にはすごくいいのではないでしょうか。古馬重賞は初めてで、胸を借りる立場。ただ、結果を出さなければいけない馬だと思っています」

──理想の枠は?

「できたら、真ん中より外で自分のリズムで走れるところが現状ではいいと個人的には思ってますが、ルメール騎手ですからね。どんな枠でも、そこまで心配はしていません」

──ガイアフォースの強みは?

「いい脚を長く使えるところですね。特にフットワークがきれいなので、自分のリズムで運べれば、もっと上でもやれると思っています」

──意気込みを。

「菊花賞では人気を裏切ってしまいましたが、まだまだここで終わる馬ではない。今年はさらに強いガイアフォースを見せたいという気持ちが強い。まず今年初戦、しっかりといいレースができるように頑張ります」

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