木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・中山大障害】

公開日:2022年12月23日 17:00 更新日:2022年12月23日 17:00

ペガサスジャンプSを逃げ切り

 牡馬3冠馬ミスターシービーを筆頭に、JRA1001勝を挙げた超名門・松山康厩舎。14年の定年まで取材を担当させてもらいました。

 師は気さくな方でしたが、週中はトレセン中を駆け回って忙しく、なかなか話を聞く機会がありません。それでも、新聞用のコメントは絶対に必要。かなり困り…

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12月24日(土)中山競馬場

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木津信之

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「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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