木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・オキザリス賞】

公開日:2022年11月11日 17:00 更新日:2022年11月11日 17:00

オメガシンフォニーは千二でデビュー勝ちだった

 泣きに泣きまくる“大和田節”が個人的に好みで、毎週欠かさず大和田師の談話をしつこいほど聞いていますが、今週はいつもとはトーンが少し違う感じがしました。

 泣くことは泣くのですが、前向きなエッセンスも。それもそのはず、出走馬が勝ち負けを狙えるラインアップだからだと推察します。…

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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