木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・キーンランドC】

公開日:2022年8月27日 17:00 更新日:2022年8月27日 17:00

秘策で連覇達成だ

 調子を落とすと立て直すのが並大抵ではないのは、人間も馬も同じです。

 競走馬でも特に牝馬はリズムを崩すと立ち直ることは難しいと言われ、実際に一時の輝きを取り戻せないまま引退する馬も少なくありません。

 レイハリアも昨年のキーンランドCを勝ったあと、京阪杯はまさかのシンガリ…

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8月28日(日)札幌競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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