木津の見解

【土曜函館8R】木津の見解

公開日:2022年6月10日 17:00 更新日:2022年6月10日 17:00

 スンヌンタイのダート転向初戦の前走は圧巻だった。スッとハナを切ると終始後続を寄せ付けずに、最後は②着以下に0秒9差をつけるワンサイド。勝ち時計も同じ馬場状態で行なわれた1勝クラスと遜色ない数字だった。昇級の壁はない。

会員限定コンテンツです。
競馬有料会員に登録するとご覧いただけます。

木津信之の予想買い目を見る

6月11日(土)函館競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間