すでに今年のGⅠでワン・ツーが3回も 5、6枠が多く馬券になるのはあのグループの影響!?
公開日:2025年5月15日 14:00 更新日:2025年5月15日 14:00
先週のNHKマイルCは外から6枠11番のパンジャタワーが一気の差しを決め、②着は内を突いた5枠10番のマジックサンズ。9番人気と3番人気の組み合わせで、馬連は2万740円の万馬券に。枠連でも2920円ついた。
実は今年のGⅠでは5枠と6枠がよく馬券になっている。ここまでのGⅠ(平地のみ)での枠別成績は以下の通りだ。
① ② ③ 外 連対率
1枠 0 0 0 12・000
2枠 0 0 1 13・000
3枠 1 0 1 12・071
4枠 2 0 1 11・143
5枠 2 3 1 8・357
6枠 2 1 1 10・214
7枠 0 2 2 14・111
8枠 0 1 0 17・056
ご覧の通りで、かなり極端。1、2枠からは一頭も連対馬が出ていないし、外の7、8枠からも勝ち馬はゼロである。
先週の他にも、皐月賞が6枠11番のミュージアムマイルが勝ち、②着が5枠10番のクロワデュノール。枠連の⑤⑥は700円だった。
特に5枠の絡み方は異常とも思えるほど。
今年最初のGⅠフェブラリーSではコスタノヴァ、次の高松宮記念でもサトノレーヴが勝ち、桜花賞ではアルマヴェローチェが②着、前記の通り、皐月賞でクロワデュノールが②着、天皇賞・春ではショウナンラプンタが③着、そしてマジックサンズ。馬券の対象にならなかったのは大阪杯だけ(コスモキュランダが⑧着、カラテが⑫着)なのだ。
6枠もフェブラリーSでサンライズジパングが②着、桜花賞でリンクスティップが③着。つまり、枠連⑤⑥はフェブラリーS、皐月賞、NHKマイルCとすでに3回も出ていることになる。
実は5、6枠が強いのは今年の東京の重賞の傾向でもある。ここまでの平地重賞は――。
① ② ③ 外 連対率
1枠 0 0 1 17・000
2枠 1 2 1 14・167
3枠 0 2 2 15・105
4枠 1 2 2 15・150
5枠 4 1 1 15・238
6枠 2 3 1 15・238
7枠 2 1 1 20・125
8枠 1 0 2 22・040
GⅠほど極端ではないものの、5、6枠が強くて、内枠はあまり馬券になっていない。
今年のJRAのCMソングを担当しているのは「緑黄色社会」という4人組のバンド。「Mela!」という曲を耳にする機会も多いだろう。
そう、今年のGⅠは緑と黄色。特にフェブラリーS、皐月賞、NHKマイルCがすべて関東圏のGⅠだけに、この東京GⅠシリーズは特に注意が必要!?