【ヴィクトリアマイル】アルジーヌ本格化ムード
公開日:2025年5月13日 14:00 更新日:2025年5月13日 14:00
ひとつ先輩のアルジーヌは全く違った道を歩んできた。
3歳時は休みを挟みつつ新馬、1勝クラスを勝ち上がり。4歳春に2勝クラスを制して、夏には博多Sでオープン入りを決めて、札幌に転戦したクイーンSで③着といきなり上位争いを演じた。ここからブレークで秋~暮れにはリステッド競走のカシオペアS、GⅢターコイズSと見事にぶっこ抜いている。
今年は阪神牝馬Sから始動した。当初は西村淳で臨む予定だったが、6Rの落馬負傷で幸にバトンタッチ。1枠1番から手応え良く好位を追走した。直線でゴーサインが出ると、脚を伸ばした。内のサフィラとたたき合いの末、わずか鼻差の②着だった。
「急きょの乗り替わりでしたが、ジョッキーがうまく乗ってくれたことで、惜しい②着に好走。マイルにも適応して、馬が力をつけているように感じました」(福永助手)
こちらは厩舎に置いて調整。反動は感じられず、先々週日曜にはCウッドで長めからいっぱいに追えたほどだ。そして、先週も水曜で時計を出して、日曜にはCウッドで長めから。
「2週前の末あたりから調教のピッチを上げて、しっかりと負荷をかけられました。当週の調整でGⅠへ向けて十分に態勢は整ってくるとみています」
鞍上は豪州の名手、レーン。これまでJRA重賞でGⅠ6勝を含む重賞16勝。今春の天皇賞でもテン乗りのヘデントールをVに導いた。手綱さばきが楽しみだ。