木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・みやこS】

公開日:2021年11月6日 17:00 更新日:2021年11月6日 17:00

直前も好感触

 昔の厩舎には厩務員や持ち乗り助手が最初に手がけた馬は引退まで世話をする担当馬制がきっちりあり、途中で手替わりすることは、まれでした。

 ですが、入退厩が頻繁に行われる昨今、それでは回転がスムーズにいかず、厩舎の事情によっては重賞勝ち馬でも担当馬がよく替わるように。今年の夏も…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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