【ラジオNIKKEI賞】サノノグレーターがレコードで快勝

公開日:2026年6月29日 14:00 更新日:2026年6月29日 14:00

福島出身・田辺が復帰週から決めた

 福島の3歳限定重賞、GⅢラジオNIKKEI賞を制したのは田辺騎乗のサノノグレーター。最終的には1番人気での勝利だった。

 さすが地元出身の田辺だ。道中は10、11番手あたりで脚をためて、直線では末脚爆発。上がり34秒0で前をのみ込み、初の重賞制覇を決めた。

 やはり夏の福島にこの男は欠かせない。昨年の秋競馬を前にして骨折。9月以降は全休となってしまった。

 その際に左かかとに入れたボルトの除去手術とリハビリのために、ダービーの翌週から3週間休み、23日から調教騎乗を再開。この福島から復帰した。土曜は3鞍の騎乗で未勝利だったものの、日曜も3鞍で2鞍目だった重賞できっちり結果を出した。

 23年は福島記念=ホウオウエミーズ、24年ラジオNIKKEI賞=オフトレイル、25年福島牝馬S=アドマイヤマツリで重賞勝ち。これで田辺は福島で4年連続の重賞勝ちとなる。

 サノノグレーターもこれからが楽しみだ。

 春は共同通信杯、スプリングS、皐月賞で⑥⑤⑨着。いずれも1秒も負けていない。この経験値が今回のメンバーで生きたのだろう。

 また、昨年12月の葉牡丹賞が中山二千メートルで1分58秒2、そして今回が福島千八1分45秒2と2度目のレコード勝ち。父グレーターロンドンも中京千六の中京記念をレコード勝ちしており、速い時計での決着にはめっぽう強い。

 今後はどうなるのだろう。血統だけを見れば菊向きではないかもしれないが、母系はジャングルポケットだ。まだ距離の限界は決めつけることはできない。

 もちろん、小回り中距離はお手のもの。今のところ活躍の場は限られているが、東京や新潟でも同じような脚を使えるようになれば、レースの選択肢も広がってくる。まだ3歳の夏。この先の成長が楽しみだ。

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