日曜2重賞はリピータが活躍 非サンデー系セキトバイーストが梅雨時期の渋った馬場も味方に連覇
公開日:2026年6月23日 07:00 更新日:2026年6月23日 07:00
日曜の2重賞はともにリピーターが活躍した。
まず、東京の府中牝馬Sはセキトバイーストが昨年に続いて連覇を達成した。
好位から抜け出した昨年とは違い、今年は道中でハナに立つ競馬。千㍍通過58秒9は稍重馬場を思えばペースが速いかと思えたが、直線でも脚色は鈍らず。②着に3馬身差の快勝だった。
それにしても渋った馬場に強い。ここまで稍重以上の馬場では②②③①①着とすべて馬券圏内に入っている。
父がウォーフロント直子のデクラレーションオブウォーで、母の父がストームキャット系のフットステップスインザサンド。非サンデー系に加えて、ラーイの3×5にブラッシンググルームの4×5×6のクロスがあり、レッドゴッド系を多く内包する欧州色の強い配合だ。切れよりもしぶとさ比べに強く、末脚が削がれる今回の馬場は合っていた。デクラレーションオブウォー産駒は古馬になってパワーアップするタイプが多く、この馬もまだ成長中とみていい。
ただ、昨年も秋に同舞台で行われたアイルランドTは前後半の3F36秒4=33秒2の決め手勝負で3番人気⑩着と敗れており、コース形態よりも、その時の馬場状態やレースの質を重視した方がいいタイプなのは間違いない。
②着は9番人気のウイントワイライト、③着に14番人気のミアネーロで3連単は100万円オーバーの大波乱。
血統的な共通点を挙げれば、ともに父がキングカメハメハ系。ウイントワイライトは父レイデオロで母の父がダイワメジャー、ロベルトの5×4のクロスも内包している。ミアネーロは父ドゥラメンテで母の父はエーピーインディ系のプルピット。ともに切れよりもパワー寄りのタイプだけに、勝ち馬同様に稍重馬場がプラスに働いた。
一方で1番人気のヴァルキリーバースは⑭着。父エピファネイアはロベルト系でも瞬発力寄り。サンデーサイレンスの4×3のクロスも内包しており、決め手勝負向きだ。デビュー戦も東京芝マイルの稍重で④着と敗れており、これで馬券圏内を外した2戦はともに渋った馬場。雨馬場では評価を下げる必要があるタイプだろう。
しらさぎSは昨年勝ち馬キープカルムが②着好走
阪神ではサマーマイルシリーズ開幕戦のしらさぎSが行われた。直線は各馬が外に出したように、最終週で馬場は荒れていた。勝ったエルトンバローズはディープブリランテ×ブライアンズタイム。父はディープインパクト直子でも持続力型で、サンデーのクロスを持たない馬力型だ。昨秋のマイルCSでも⑤着と善戦はしていたが、速い時計勝負向きのタイプではない。1分33秒2と適度に時計のかかった馬場がマッチした。
昨年の勝ち馬キープカルムが②着。ロードカナロア×サクラバクシンオーの配合はサトノレーヴやファストフォースと同じで相性がいい。サトノレーヴは7歳の今年も高松宮記念を制し海外GⅠでも連続②着。ファストフォースも7歳で高松宮記念を制していたように、非常に息の長い活躍をする配合でもある。5歳のキープカルムもまだまだ伸びしろがあっていい。
③着の1番人気エコロアルバは父がモズアスコットで、4代母がパワフルレディ。ダービー馬ウイニングチケットの母にあたる。ただし、同馬は母の父がフレンチデピュティで、母の半兄が6F重賞2勝のダンスディレクターとやや米国色が強く、スピード寄りの配合となっている。スタートで遅れた分が響いたから、負けて強しの内容。サウジアラビアRC勝ちの実績を考えても、ベストは東京マイルではないだろうか。
結果的に、東西重賞で父・母の父がサンデーサイレンス系だった馬は1頭ずつ。それもともに持続力勝負向きのタイプだった。昨年のこの2重賞も父・母の父ともに非サンデー系の馬でワン・ツー。梅雨の時季とあって時計がかかる馬力型の馬場になりやすい傾向があり、今後も非サンデー系が中心となっていきそうだ。
新種牡馬サリオス産駒が2勝 母系ミスプロ系に注目か
先週の2歳戦も振り返る。トピックスとしては新種牡馬サリオス産駒が2勝を挙げたことか。先週のこのコラムで晩成傾向かもと記した翌週に2勝を挙げられたのだから困ってしまう(笑)。
ちなみに、サリオス産駒は先週までに11頭がデビューして〈2108〉。連対馬3頭の母の父はキングカメハメハ、ドバウィ、ソングアンドアプレイヤー。3頭ともに遡ればミスタープロスペクターの血筋だ。先週のエフフォーリアは母の父サンデーサイレンス系との相性がいいと書いたが、サリオス産駒は予想していたよりも重たいイメージで、ミスプロ系でスピードを補う配合がマッチしているのかもしれない。
それ以外ではインディチャンプ産駒も2勝。昨年も産駒はよく走っていたが、今年も活躍が見込めそう。特に土曜の東京マイルで②着に3馬身差をつけたレッチュベルクは上々の素材。稍重で上がり3F33秒7をマーク。母の父ガリレオで成長力もありそうなだけに、先々まで楽しみがある。





























