【NHKマイルC】ニュージーランドT、毎日杯、クラシック組──。今年の主要3路線を徹底分析

公開日:2026年5月7日 14:00 更新日:2026年5月8日 11:12

過去の優勝馬30頭中、23頭がニュージーランドT、毎日杯、クラシック組

 昨年のNHKマイルCは3連単150万馬券。ジョーカプチーノが勝った09年は238万馬券が出ているし、ピンクカメオの07年は973万の超大穴が飛び出した。

 とにかく荒れるイメージが強いNHKマイルCの難しさは、ここまでのローテーションが多岐にわたるのも影響していよう。

 昨年の勝ち馬パンジャタワーは前走ファルコンS組。④着からの巻き返しだった。ファルコンSからの勝ち馬は20年ラウダシオン以来、2頭目の勝ち馬。結構、軽視されがちな前哨戦から勝ち馬が出たことが、荒れた要因のひとつでもある。

 NHKマイルCは昨年が第30回。ニュージーランドT組が10勝、毎日杯組が6勝、桜花賞組4勝、皐月賞組3勝で、実に勝ち馬のうち23頭がこのどれかに当てはまる。

 今年、桜花賞組は不在だから、ニュージーランドT、毎日杯、皐月賞組をそれぞれ分析してみよう。

ニュージーランドT 高速馬場で結果を出した①②着

 ニュージーランドTは00年から中山の千六に。それまでの東京千四から大きく舞台が替わった。

 レースレコードは02年のタイキリオンで1分32秒1。今年のレザベーションは1分33秒3で、史上7番目タイだから、今の高速馬場を考えれば決して速い時計とはいえないレベルだ。

 ただ、あまり時計が速くならなかったのはペースにある。前半3Fは35秒4で、5F通過は59秒0。上がり3Fは34秒3と後傾ラップになった。

 勝ったレザベーションは2番手で、首差②着のロデオドライブは3番手と完全な先行決着。差し馬は完全に脚を封じられている。

 なら、この①②着は展開が向いたのか。いや、単純にそうとも言い切れない。
 最大の強調できる材料は高速馬場で結果を残していること。週末の東京は晴れ予報。NHKマイルCもかなり速い時計での決着が予想される。

 よほど前の馬がガンガンやり合わない限り、ある程度は前めにつけられる馬が有利になろう。当然、最も重要な前哨戦で①②着のこの2頭は要注目の存在になってくる。

毎日杯 時計は速いが、今年は軽視でいい!?

 かつて毎日杯は阪神内回りの芝二千㍍だった。

 07年から外回りの千八になり、08年ディープスカイ、10年ダノンシャンティ、13年キズナ、17年アルアイン、18年ブラストワンピース、21年シャフリヤール、24年メイショウタバルと、勝ち馬から多くのGⅠ馬が出ている。

 今年、アルトラムスの勝ち時計は1分45秒1でレース歴代2位。今年、この組は②着だったローベルクランツ1頭だ。

 確かに時計は速い。しかし、歴代2位といっても、レース史上最速のシャフリヤールよりは1秒2も遅く、また当日は3歳1勝クラスの芝千四で1分20秒5が出ていた超高速ターフだったことは見逃せない。

 また、勝ち馬アルトラムスが皐月賞では⑱着に大敗。ローベルクランツ自身もそれまで重賞では東スポ杯2歳S⑧着、きさらぎ賞⑦着と、さほどいい結果が出ていなかったのは気になるところ。あまり高い評価はしない方がよさそうだ。

皐月賞 ともに大敗だが2歳時はマイル路線を牽引

 皐月賞組は2頭が参戦してくる。⑬着カヴァレリッツォ、⑮着アドマイヤクワッズだ。

 ともに1秒以上負けたが、これは距離が長かっただけと解釈できる。

 昨秋のGⅡデイリー杯2歳Sではアドマイヤクワッズ①着、カヴァレリッツォが②着。朝日杯フューチュリティSではカヴァレリッツォ①着、アドマイヤクワッズ③着と2歳時のマイル路線はこの2頭が牽引してきた。

 過去に皐月賞組の勝ち馬はすべて③~⑤着と今年には当てはまらないものの、14年に12番人気で③着したキングズオブザサンは皐月賞で1秒2差⑮着からの巻き返し。16年②着のロードクエストは1秒2差⑧着だった。

 今回は2頭とも皐月賞時より注目が落ちる。馬券的にはむしろ狙い目かもしれない。

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