【高松宮記念】混戦を読み解く3つのポイント
公開日:2026年3月26日 14:00 更新日:2026年3月26日 14:00
チャンプは半期で交代
高松宮記念は混戦ムード。人気はルメール騎乗のサトノレーヴが一歩抜け出しそうだが、昨秋のスプリンターズSは1番人気で④着と、決して絶対的な存在ではない。
近年のスプリントGⅠは新たなチャンピオンの誕生の繰り返し。今年の高松宮記念の勝ち馬はどれか。
21年の高松宮記念こそ前年暮れに香港スプリントを制していたダノンスマッシュが勝利したが、以降の勝ち馬はこうなっている。
21年スプリンターズS
ピクシーナイト
22年高松宮記念
ナランフレグ
同年スプリンターズS
ジャンダルム
23年高松宮記念
ファストフォース
同年スプリンターズS
ママコチャ
24年高松宮記念
マッドクール
同年スプリンターズS
ルガル
25年高松宮記念
サトノレーヴ
同年スプリンターズS
ウインカーネリアン
この中で他にGⅠを勝っている馬は一頭もいないのが、日本の今のスプリント路線の実情を表しているといえよう。
今回は前記の中からママコチャ、サトノレーヴ、ウインカーネリアンが参戦する。これらがGⅠ2勝目となるか、またまた新たなチャンプ誕生か。
スプリントGⅠを制するには500㌔以上が理想
近年のスプリントチャンピオンは大型馬が非常に多い。逆にいえば小型馬が苦戦している。
440キロ以下で勝利を掴んだのは01年高松宮記念のトロットスターが最後。436キロだった。
460キロ以下のくくりでも、前記トロットスターが01年スプリンターズS時の456キロ、03年スプリンターズS勝ちのデュランダルが446キロ、04年高松宮記念勝ちのサニングデールが446キロだ。
21年以降のスプリントGⅠ優勝馬10頭中、7頭が500キロ台。24年高松宮記念を制したマッドクールは540キロもあった。
もちろん、当日の馬体重は今の時点で分からないため、前走時のものを参考にすると、500キロ以下の馬はエーティーマクフィが482キロ、ジューンブレアが488キロ、ダノンマッキンリーが472キロ、ナムラクレアが484キロ、ピューロマジックが458キロ、フィオライアが468キロ、ペアポルックスが474キロ、ママコチャが494キロ、ヨシノイースターが486キロ。
ここ2戦が海外のパンジャタワーは国内で最後に走った昨夏のキーンランドCが488キロ。この間に増えていれば問題はないが……。
例年以上の高速馬場で勝ち時計は1分6秒台か
このレースほど雨の影響を受けているGⅠは他にない。
20年から3年連続で重馬場。23年が不良で、24年は重。サトノレーヴが勝った昨年は19年以来となる良馬場での施行だった。
では、今年はどうか。水曜から木曜朝にかけては天気が悪く、雨がソコソコ降りそうだが、木曜午後以降は晴れ予報。一気に乾き、土曜からは最高気温が20度台に。良馬場で行われるのが濃厚と思える。
なら、昨年の①②着馬サトノレーヴ、ナムラクレアが最有力か。いや、それは結論が早い。
というのも、昨年の高松宮記念当日、芝のクッション値は9・2。金曜7・5→土曜8・6から回復してこの数値だ。
今年はというと、先週土曜が10・1で、日曜は10・7。昨年より下が硬いのが大きな特徴だ。
芝が育つ春から夏にかけてとは違い、今の季節にこれだけの値を記録するのは非常に珍しい。ちなみに、同じ先週の日曜では中山が10・0、阪神は9・3だった。
となると、例年より決着時計は速いはず。ピューロマジックの存在により、前半は速いが、馬場がいいから後半も速く、全体時計が引き上げられる可能性はかなり高い。
サトノレーヴ、ナムラクレアともに1分7秒1の持ち時計はあるが、ファルコンSでレースレコードの千四1分19秒8が出た馬場だけに、今年は1分6秒台になっても不思議ではない。
今年は高速馬場への適性、激流の経験や対応力が問われるレースとなるのではないか。





























