一年で最も忙しい1週間だった。今週末の朝日杯FSに加えて、来週の有馬記念とホープフルS。GⅠが3つも重なると、てんやわんやだ。
仕事が一段落ついたので一服していたら、東京のデスクから電話があった。出ると「まだ原稿が来てない。もうすぐ締め切りだが、どうなってるんだ」とのこと。まずい、すっかり失念していた。急いでノートを広げてパソコンを立ち上げたところで、目が覚めた。
ひどい寝汗に激しい動悸。最悪な目覚めとなった木曜朝だった。正夢になりませんように。
【阪神3R・2歳未勝利】 本命はアスクブームキセキだ。
初戦から脚力は見せていた。好スタートを決めて4、5番手で収まるかと思いきや、次々と他馬に入られズルズルと後退。9番手まで位置取りを下げてしまった。さらに前半3F36秒4のスローペースもあり、道中では口を割る場面も。
極め付きは直線だ。進路がなくなり、行くところ行くところで前が壁。追い出しを開始したラスト2F地点では、17頭立ての16番手だった。
にもかかわらず、0秒6差⑤着。残り300メートル足らずで10頭以上をかわしたから、脚力はなかなかのもの。ゴール前まで伸び続けていたところを見ると、まだ脚を余している。普通の競馬ができていれば際どい勝負に持ち込めたはずだ。
「使ったことで、いい意味でピリッとしてる。上積みはあるよ」と田代助手。今度は流れに乗った競馬で、すんなりと勝ち切る。
“期待値が最も高いのはワイドだ”という持論のもと、人気サイドと中穴を絡めたワイド一点勝負を得意とするレース部の最年少。22年春から栗東で取材に励んでいる。一点勝負で磨いた感性と、変幻自在の組み合わせで一獲千金を狙う。























