【エリザベス女王杯】レガレイラ木村厩舎の驚異的なGⅠ力
公開日:2025年11月11日 14:00 更新日:2025年11月11日 14:00
昨年の雪辱を果たす
断然人気が予想されるレガレイラ。何と言っても東の木村厩舎の“GⅠ力”が凄い。
木村厩舎は11年に開業して、先週までにJRAで442勝。重賞は36勝で、そのうちGⅠは「世界最強馬」イクイノックスの5勝など13勝を数える。全成績は〈13・9・2・51〉で、銅よりも銀、銀よりも金といった具合に、トップ取りが目立つ。
とりわけ23年以降はこの傾向が顕著だ。のべ28頭を送り出して、〈9・2・0・17〉。勝率・321と3頭に1頭は先頭でゴールを駆け抜けている。勝ち星はもちろん、全厩舎中トップ。2位に〈6・2・5・26〉の友道厩舎、3位に〈5・1・3・23〉の高野厩舎といった西の有力厩舎が続いている。
また、見逃せない点がもうひとつ。これまでは芝の二千~二千五百でのVが多かった。それが、今年はコスタノヴァがダート千六のフェブラリーS、ヘデントールが芝三千二百の天皇賞・春と新しいカテゴリーで結果を出している。これからどれだけ進化し続けていくのだろうか。
レガレイラは2歳暮れにホープフルS、3歳暮れにも有馬記念と2つのGⅠ勝ち。4歳の今年は骨折明けで臨んだ宝塚記念こそ⑪着も、夏場の休養を経て、秋初戦のオールカマーでは堂々と1番人気に応えた。昨年のここは直線で不利を受けて⑤着だっただけに、雪辱を果たしたいところ。
「体調はいいですよ。質の高い調教ができる準備は整っているし、ハードワークをできる余白も。昨年はスタートは出たものの、ポジション取りがうまくいかず、挽回もできませんでした。京都の外回り自体は対応できると思います」(太田助手)
3つ目のビッグタイトル獲得に期待が大いに膨らむ。



























