【秋華賞】桜花賞馬エンブロイダリーは春に続き栗東入り。火曜朝は堂々とした姿で馬体にボリューム感増す

公開日:2025年10月14日 14:00 更新日:2025年10月14日 14:00

「栗東に入って495キロ。怖いくらいの迫力、オーラが出た」(及川厩務員)

 けさの栗東トレセンは、3日間開催後で全休日となったが、週末重賞組は申請すれば、馬場入り可能。秋華賞、富士S組にフォーエバーヤングらが馬場入りして、あすの追い切りに備えた。

 そのうちの一頭に桜花賞馬エンブロイダリーがいた。

 栗東滞在で制したのが春の桜花賞。今回は9日に美浦で1週前追い切りを済ませ、翌10日に栗東へ入った。

 けさはコース内側の角馬場で入念に体をほぐし、あすの最終追い切りへと備えた。馬場へと向かう同馬の姿を見ると春と比べて、随分と大きくなり、いい夏を過ごした印象だ。

 担当の及川厩務員もこう成長を教えてくれた。

「美浦の検疫に迎えに行った時、3カ月ぶりだったけど、〝これがエンブロイダリー?〟と思ったほど。自分の背丈くらいだったけど、背が伸びましたね。体もデカくなり、怖いくらいの迫力、オーラが出ていましたからね。大人びて成長しています。美浦で乗り、栗東に入って495キロ。大きくなっていますよ」

 もともとが、骨格のいい馬体だが、ボリューム感が増し、どっしりとしてきた。2度目の栗東は以前に増して落ち着き十分だ。

「馬場入りの際、うるさい面を見せるところがありましたが、今はあまりない。栗東に来ると水が合うのか、体が増えてくる。今回もよく食べています」

 3歳牝馬限定戦として行われていた1995年のエリザベス女王杯、96年以降の秋華賞での「桜花賞馬vsオークス馬」は14勝7敗で桜花賞馬が先着し、インターグロリア、ハギノトップレディ、ファレノプシス、テイエムオーシャン、ダイワスカーレットにアパパネ(オークス①着同着)が秋も制して2冠馬に輝いた。エンブロイダリーも力んだオークスから、京都内回り二千への距離短縮は合っているはずだ。

 巻き返しを期してのぶっつけ秋華賞。まずは、あすの最終追い切りでどう動くか注視したい。

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