【CBC賞】ヤマニンアルリフラ重賞連勝

公開日:2025年8月5日 14:00 更新日:2025年8月5日 14:00

まだまだ底を見せない

 ヤマニンアルリフラが主役は譲らない。

 昨年の暮れから一気にブレークした。当時は未勝利馬で1勝クラスに出走枠がなく、2勝クラスに格上挑戦したジングルベル賞で2馬身半差の初勝利。今春初戦の2勝クラスこそ③着でも、伊良湖特別、淀Sとともに1馬身4分の1差の完勝劇でオープン入りを果たした。

 続けて、初重賞の北九州記念へ。

 好位につけていたそれまでとは違い、中団からのレース運び。そのまま4角を回り、直線は力強い脚を使った。残り150メートルあたりで先頭に立って半馬身差でゴールイン。後続が来れば、まだまだ伸びる印象だった。

 斉藤崇師は「本当にいい競馬でしたね。直線では馬の間を割ってくれた。充実して、力をつけてます。体はあれくらいでいいですよ」と話す。

 昨年1月の454キロでのデビューから徐々に体を増やして、暮れからは480キロ台に。そして、前走は496キロだ。この数字も成長ぶりを如実に物語る。

 レース後も在厩調整。坂路2本乗りパターンですこぶる順調に乗り込まれている。先週の併せ馬では4F54秒8―11秒7で駆け上がった。

「ちょっと楽をさせたので、1週前はしっかりとやりました。これで上がってくると思います。中京は勝っていて問題ない。あとはハンデがどれだけ重くなるか。賞金の上積みをしたいです」

 ひとつ上の兄はヤマニンウルス。デビュー5連勝でプロキオンSを制した後、4戦連続で敗れてしまった。それも、今夏の東海Sでは3馬身半差の圧倒Vで再び夢が大きく広がった。

 弟は今の賞金のままだと大舞台に上がれるかどうか。勝って堂々と駒を進めたいところだ。

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