今週はイギリスでロイヤルアスコット開催

公開日:2025年6月19日 14:00 更新日:2025年6月19日 14:00

 JRAでは先週の宝塚記念をもって春のGⅠシリーズは終了したが、はるか遠くのイギリスでは今週、「ロイヤルアスコット開催」が行われている。

 全5日間の日程で、アスコット競馬場を舞台とする王室主催の競馬。非常に華やかな開催だ。

 1日に組まれているレースは7つで、その中にはGⅠレースが8、重賞が19レース。初日(6月17日)の1RはいきなりGⅠで、4歳以上による芝直線千六のクイーンアンSだ。

 3Rのキングチャールズ3世SはかつてキングズスタンドSという名称だった芝5Fの直線競馬。これもGⅠだ。

 そして4RがセントジェームズパレスS。3歳牡馬による芝千六で、11年にグランプリボスが挑んだレースでもある。

 そして2日目のGⅠはプリンスオブウェールズS。15年スピルバーグ、16年エイシンヒカリ、19年ディアドラ、22年シャフリヤールが挑戦。シャフリヤールは④着で、他3頭はすべて⑥着に終わっている。芝10Fと日本馬が得意とする距離とはいえ、アスコットは高低差が20メートル以上あるタフなコース。簡単に勝ち負けはさせてもらえない。

 3日目のGⅠはアスコットゴールドC。芝四千メートルのGⅠだ。日本から過去に挑戦したのは04年イングランディーレのみ。⑨着だった。

 4日目は3歳馬による芝千二、直線のコモンウェルスCと、3歳牝馬によるマイル戦のコロネーションSとGⅠが2鞍。

 そして最終日のメインは芝千二の直線競馬、クイーンエリザベスⅡ世ジュビリーS。このレースは何度も名称が変わっており、以前はオールエイジドSだったが、02年にエリザベス女王の即位50周年を記念してゴールデンジュビリーSに改称。この時からGⅠに格上げされた。22年には女王の即位70周年を記念してプラチナジュビリーSに。そして23年には前年に崩御した女王の功績を称える意味からこの名称となっている。

 今年は日本からサトノレーヴが出走。過去に出走した日本馬は2頭で05年キーンランドスワンが⑩着、22年グレナディアガーズが⑲着である。

 サトノレーヴはこの2頭を超えて、勝ち負けまで持ち込めるか。なお、ブックメーカーでは3番人気。鞍上はモレイラが予定されている。

 また、今年はグリーンチャンネルが開局30周年となるため、記念番組としてロイヤルアスコットが毎日、生中継される。21日のクイーンエリザベスⅡ世ジュビリーSもライブ。放送は日本時間午後11時から翌午前1時まで。日本にいながら毎日、イギリスの競馬が楽しめるのは非常にぜいたくと言えよう。

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