【2025年にデビューする新種牡馬紹介】⑥ダノンキングリー ディープインパクト×ストームキャットの王道配合
公開日:2025年6月19日 14:00 更新日:2025年6月19日 14:00
22年種付け頭数85頭
【現役時代成績】
14戦6勝②着2回③着2回(日、香)。
●主な勝ち鞍 安田記念(21年GⅠ千六百㍍芝)、毎日王冠(19年GⅡ千八百㍍芝)、中山記念(20年GⅡ千八百㍍芝)、共同通信杯(19年GⅢ千八百㍍芝)
産駒の評判も上々で初年度から結果を出せるか
半兄ダノンレジェンドはJBCスプリントなど地方交流を含め、ダート重賞9勝。種牡馬としてもアンタレスSを制したミッキーヌチバナを出すなど結果を残している。
父がディープインパクトに替わった弟は皐月賞③着、ダービー②着とクラシック路線でも活躍。古馬になり安田記念ではマイル女王グランアレグリアを破ってGⅠ初制覇を達成した。
血統的にはディープ×ストームキャットの王道の配合。千八の重賞で3勝を上げたあたり、同配合のリアルスティールとイメージがダブる印象も。リアルスティールからはフォーエバーヤングが出ており、同じくディープ×ストームキャットのキズナも砂向きの産駒を出すことから、キングリーの産駒も芝、ダート問わずに活躍馬が出てきそうだ。
初年度は85頭の種付けで血統登録頭数は44頭と5割ほどに留まったように受胎率はあまり高くないのだが、種付け頭数は23年90頭、24年122頭と年々増えてきており、馬産地での産駒の評判は悪くないよう。血統的なバックボーンも上々で、数少ない初年度産駒が結果を出すと、一気に人気種牡馬になってくる可能性も十分秘めている。