【宝塚記念】雨がプラスに働く馬、マイナスになる馬

公開日:2025年6月12日 14:00 更新日:2025年6月13日 11:08

 今年から2週前倒しになった宝塚記念。だが、全国的に梅雨入りし、週末の阪神も雨予報。残念ながら道悪は避けられない感じである。

 そこで、有力馬の道悪の巧拙を血統的に調べてみたい。

 最もプラスに働くのはゴールドシップ産駒のメイショウタバルか。

 昨年、重馬場だった毎日杯を6馬身差の圧勝。父は意外にも芝の重、不良は一度も経験していないが、明らかに瞬発力よりは持久力というタイプだけに、産駒も道悪上手が多い。

 ボルドグフーシュも良さそう。スクリーンヒーロー産駒はゴールドアクターが重馬場のアルゼンチン共和国杯勝ちや、アートハウスが重馬場の愛知杯勝ちなど。また、クリノガウディーが重馬場だった高松宮記念で1位入線(④着に降着)というのもある。

 そしてキタサンブラック産駒のソールオリエンス。実際、重馬場の皐月賞勝ち、昨年の宝塚記念②着の実績があるし、キタサンは超不良だった17年の天皇賞・秋を勝利。軽視はできない。

 キズナ、ロードカナロア産駒はともに芝の重、不良で通算47勝をマークしている。

 キズナは重賞3勝。今年、クイーンズウォークの金鯱賞勝ちは重馬場だった。

 ロードカナロアは重賞4勝で、ベラジオオペラが重馬場のスプリングSを制しており、ファストフォースが不良の高松宮記念勝ち。ともに割り引く必要はなさそうだ。

 一方、マイナスになりそうなのはスワーヴリチャード産駒のアーバンシック、レガレイラか。

 スワーヴは19年に重馬場のジャパンCを制しているが、産駒は芝の重、不良馬場で〈1 1 2 25〉と不振。勝ったのは3歳未勝利戦で、雨なら一気に信頼性が下がりそうだ。

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