【2025年にデビューする新種牡馬紹介】⑤インディチャンプ ステイ系では珍しいマイラータイプ

公開日:2025年6月18日 14:00 更新日:2025年6月18日 14:00

22年種付け頭数120頭

【現役時代成績】

23戦8勝②着2回③着5回(日、香)。19年最優秀短距離馬

●主な勝ち鞍 安田記念(19年GⅠ千六百㍍芝)、マイルCS(19年GⅠ千六百㍍芝)、マイラーズC(20年GⅡ千六百㍍芝)、東京新聞杯(19年GⅢ千六百㍍芝)

馬産地の評判も上々で早い時期から活躍を期待

 現役時代はマイル重賞で4勝と、ステイヤータイプが多いステイゴールド直子としては異色のマイラーだ。祖母トキオリアリティーからは安田記念、ジョージライダーS(千五百㍍芝)や、オーシャンS勝ちのアイルラヴァゲインなどが出ており、母ウィルパワーも6F~7Fで4勝。さらに本馬の妹にはシルクロードS勝ちのアウィルアウェイ(ジャスタウェイ産駒)もおり、この母系からスピードを受け継いだと見ていいだろう。

 祖父がステイだけに、距離は父よりもこなす可能性もあるが、マイラー寄りの産駒が中心。母の父がキングカメハメハだけにダートもこなせないことはないだろうが、ステイ自身がそうだったように、ステイ系は芝向きのタイプが多く(オルフェーヴルは除く)、やはり基本は芝向きだろう。初年度産駒は馬産地での評判も上々で、早い時期から活躍してくるか。

 その初年度はノーザンファームが20頭以上の繁殖牝馬と交配させたことも種牡馬としての期待値の高さを表しているのではないか。意外性のあるステイ系だけに、アッと驚くような大物が出てくる可能性も十分に秘めていそうだ。

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