スピード感十分（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　４月のダービー卿ＣＴで③着後は放牧へ。栗東には今月４日に戻っていた。

　以降は坂路で立ち上げて、今週も坂路調整。初コンビとなる坂井が手綱を取った。

　道中はリズム重視の走り。呼吸が合っており、スピード感も十分で、終わってみれば存分に余力を残して４Ｆ５１秒８。馬場が荒れた時間帯で、ラスト１Ｆ１１秒９を簡単にマークしたのだから、脚力が目立つ攻め内容だ。

　もともと攻め馬はよく見せるタイプとはいえ、気配は文句なし。馬体もすっきりと見せており、２カ月半ぶりでもきっちりと仕上がった印象だ。

〇…追い切りを見届けた柴田助手は「しまいの反応が良かったですね。一息入りましたが、気配はいい。力を出せる仕上がりです」と満足気な表情だ。続けて「２走前は馬場が悪くてハミを取らなかったですが、今週末は晴れ。良馬場でやれそうなのは何よりです。前走はラストでいい脚を使えていました。あとはスタートだけでしょう。中間はゲート練習をして対策を。落ち着いて出てくれれば」と巻き返しに意欲を燃やしていた。