なかなか勝たせてはもらえない。先週のコラムで「午前中に勝負を決める!」と書き、土曜福島2Rを勝負レースにチョイス。本命に推したスノーサイレンスは見事、5馬身差の大楽勝を決めた。
これで土曜の収支はプラス確定……かと思いきや、②着が3番人気、③着は1番人気で、超のつく順当決着に。コラム掲載の“お薦め3連単”は頭固定の30点。これに対して払い戻しが2370円だから、完全なトリガミだ。
昼前に勝負を決めるどころか、マイナスからのスタート。その後は……言うまでもないでしょう。
【東京10R・スイートピーS】 本命はルージュソリテールだ。
前走のGⅡチューリップ賞⑥着は不完全燃焼だった。
好スタートから中団で脚をため、勝負どころの手応えも抜群。あとは持ち前の瞬発力を生かすだけだったが直線では前がズラリと壁に。ラスト1Fでは両サイドから締められる不利もあり、目いっぱいに追えなかった。
それでいてラスト3Fはメンバー3位となる33秒6。着差はわずか0秒3だから、スムーズなら突き抜けていたはずだ。
その点、直線の長い東京なら末脚不発の心配はいらない。また、府中巧者だったレッドオルガを母に持つことを考えれば、舞台替わりは大歓迎だ。
田代助手に「素質が高くて、これからが本当に楽しみな馬」とまで言わしめる期待馬。きっちり勝ち切って大舞台へと駒を進める。
“期待値が最も高いのはワイドだ”という持論のもと、人気サイドと中穴を絡めたワイド一点勝負を得意とするレース部の最年少。22年春から栗東で取材に励んでいる。一点勝負で磨いた感性と、変幻自在の組み合わせで一獲千金を狙う。