【ケンタッキーダービー】昨秋の東京でマッチレースを演じた2頭が挑戦
公開日:2025年4月29日 12:00 更新日:2025年4月29日 12:00
今週は海の向こうでも注目の一戦が行われる。第151回ケンタッキーダービー(日本時間5月4日朝、米チャーチルダウンズ競馬場・ダート二千㍍)だ。
今年はUAEダービーを制したアドマイヤデイトナ、4連勝で「ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」シリーズのポイント最上位馬ルクソールカフェの2頭が日本から挑む。
実はこの2頭、昨年11月に東京千六の未勝利戦で直接対決している。
1、2番人気に推されてレースでは直線半ばから火の出るようなマッチレース。③着以下に2秒5もの大差をつけて、鼻差でルクソールカフェが競り勝った。
勝ちタイム1分35秒8はレコード。東京で朝の1Rから壮絶なたたき合いを演じた両雄による、海を越えての再戦になるから面白い。
日本馬で初めてケンタッキーダービーに挑戦したのが95年のスキーキャプテン。朝日杯3歳Sでフジキセキの首差②着に敗れた後、きさらぎ賞を制しての参戦だった。
武豊を背に臨んで⑭着と厚い壁に跳ね返される結果に。以後、計8頭の日本馬が挑んだが、まだ重いトビラを開けられていない。
記憶に新しいのが昨年③着のフォーエバーヤング。ゴール前では〝快挙達成か〟というシーンもありながら、鼻、鼻差の惜敗。悔しい結果になったとはいえ、日本馬にとってケンタッキーダービー制覇が夢物語ではないことを示してくれた。
果たして、今年の2頭はダートの本場でどんな競馬を見せてくれるか。もちろん日本でも馬券発売があり、本紙は金、土曜発行で馬柱、本紙・武田、海外通・新谷の見解をお届けします。