【マイラーズC】ジュンブロッサム反撃態勢
公開日:2025年4月22日 14:00 更新日:2025年4月22日 14:00
前2走の敗因は明らか
ジュンブロッサムが巻き返しを狙う。
GⅡ戦なら能力は頭ひとつ抜けている。昨秋の富士Sは4角10番手から上がり3F33秒1の末脚で差し切り勝ち。ゴール前ではインから伸びてきた②着馬を外からねじ伏せ、さらに1馬身突き放したから掛け値なしに強い内容だった。
評価をさらに高めるのが当時の相手関係だ。②着に負かしたソウルラッシュはマイルCSを勝つと、今春のドバイターフも勝利。今や世界トップクラスの実力馬だ。それをまったく寄せ付けなかったのだから、同馬のポテンシャルもGⅠ級と言っていい。
前2戦は⑩⑩着と案外でも、ともに敗因は明確。2走前・マイルCSは中3週のローテーションがこたえ、レースでは出遅れ。そして前走の東京新聞杯は「リズム良く運びすぎて、脚をためるところがなかった」と友道師だ。そう、2戦とも力を出し切っての敗戦ではないということ。2ケタ着順続きでも評価を落とす必要はまったくない。
捲土重来を期す今回は乗り込み入念。帰厩後はいつも通り坂路とプールで下地をつくり、2週前にCウッド入り。いきなりラスト1F11秒0を出したのだから、やはり搭載エンジンが違う。
1週前追いではさらにギアを上げて、ラスト1Fは木曜最速の1F10秒7! 週を追うごとに鋭さを増しており、指揮官も「相変わらず動きはいいですよね。ここまで順調に来ています」と満足げだ。さらに「能力はある。あとは展開ひとつ」と巻き返しに意欲を見せている。