【大阪杯】〝最強の一戦〟へのラストピース アルナシームが心身充実でビッグタイトルに挑む
公開日:2025年4月3日 14:00 更新日:2025年4月3日 14:00
④着朝日杯FSの掲示板馬はすべてGⅠホースに
悲願のビッグタイトルに手が届くか。大阪杯のアルナシームだ。
同馬に関して、管理する橋口師を囲むと、毎回のように話題に上がる一戦がある。2歳GⅠの朝日杯FSだ。21年の出走組は、のちに活躍する馬が多かった。勝ったドウデュースは言わずとしれた翌年の日本ダービー馬であり、昨年の年度代表馬。
②着だったセリフォスは翌秋に3歳馬として3頭目となるマイルCS制覇。③着ダノンスコーピオンはNHKマイルCを差し切り、⑤着ジオグリフは皐月賞馬となった。
今見れば、GⅠホースがズラリと並ぶハイレベルな掲示板において未到達なのが、このアルナシームで、〝最強の一戦〟とする残るワンピースともなっている。
他4頭と比べると歩みこそ遅いものの、勝ち負けを繰り返し、確実にステップアップしてきた。3勝クラスは4戦目の4歳春にクリアし、3戦後の秋にはオープン特別・カシオペアSをV。そこからGⅢ挑戦5戦目となる中京記念は5歳夏での念願の重賞タイトルとなった。6歳初戦の中山金杯では、初の二千㍍での勝利が2度目の重賞Vを挙げている。
「典さん(横山典騎手)がアドバイスをくれ、試行錯誤してきたことに加えて、気性面も成長。調教でも引っ掛からなくなりました。今回は(富士S以来、4戦ぶりの)典さんに1週前の追い切りで〝以前に乗った時よりも馬は成長している〟とも言ってもらえた」
トレーナーはこう期待感を口にする。
最終追いは我慢も利き、力強い動きでラスト11秒3
大一番への最終追いは、Cウッドへ。2角スタートの単走追いで6F84秒5、3F36秒5─11秒3を余力残しでマーク。力強い脚さばきでゴールを駆けた。
「他厩舎の馬が前にいましたが、我慢でき、最後もしっかりと反応していましたね。イメージ通り。心身ともに充実しています。あとは前走の中山記念(⑫着)で外、外を回らされてしまったので、内枠がほしいですね。馬群で我慢させる形がいい馬ですから」
前記したようにキャリアを糧として成長をみせてきたアルナシームだが、実は、GⅠ出走は2歳時の朝日杯FSに昨秋のマイルCS(⑪着)の2度だけ。
「折り合い面からマイルを使ってきましたが、少し忙しい。今は二千㍍の方がいいですし、(横山典騎手との)ベストコンビで臨める楽しみがあります」
調整面は順調で舞台も整った。あとは大一番でイメージする競馬ができるかどうか。
大阪杯の枠順はあす、金曜の午前9時過ぎに確定する