【大阪杯】ロードデルレイ初GⅠ取り

公開日:2025年4月1日 14:00 更新日:2025年4月1日 14:00

西村淳とのコンビに注目

 ロードデルレイが初めてGⅠに挑む。

 昨年は白富士Sで5勝目を挙げた後、大阪杯を補欠1番手で除外。切り替えた鳴尾記念も左後肢跛行で競走除外になってしまった。さらに、秋は体調がなかなか上がらず、復帰がずれ込むことに。ターフに戻ってもアンドロメダS、中日新聞杯と1番人気に推されながら、続けてデシエルトに逃げ切られてしまった。

 この嫌な流れを今年初戦の日経新春杯で見事に断ち切る。メイショウタバルが大逃げを打つ展開を中団追走。勝負どころから動いて、直線を向いた時には2番手に。そこから力強く伸びた。残り300メートルで先頭に立ち、そのまま後続を突き放してゴールイン。余力を残して3馬身差の快勝だ。

 福永助手は「初めての距離にもうまく対応して勝ち切ることができました。強い内容でしたし、今後へ向けて賞金を加算できたのは大きいですね」と話す。

 その後は放牧を挟んでここへ。2月28日に戻り、コース、坂路で順調に乗り込まれている。先週木曜は西村淳が手綱を取り、Cウッド6F79秒2―35秒0、1F11秒3を強めでマークした。

「帰厩した時点では少し余裕があるように映った馬体も徐々に締まりが出てきました。ジョッキー騎乗の1週前でもよく動けていた。力を出せる態勢まで仕上がってくるとみています」

 西村淳は2走前の初騎乗から前走でタイトル奪取。これで中内田厩舎では重賞3勝目となった。中内田厩舎といえば、川田との最強タッグで、JRAでの重賞44勝中、32勝を占めている。

 2番目が3勝で3人おり、あと2人は藤岡佑、C・デムーロ。西村淳は22年から騎乗回数が増えて、結果を出してきた。

 初の大舞台でも期待が膨らむ。

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