市川が人気馬を斬る

【市川の土曜競馬コラム・中山牝馬S】

公開日:2025年3月7日 17:00 更新日:2025年3月7日 17:00

【中山11R・中山牝馬S】 クリスマスパレードとシンティレーションは斤量に不安が残る。

 過去10年間でハンデ56キロ以上背負った馬は〈03012〉。1~5番人気に支持された馬が11頭もいながら勝ち切れず。23年には57キロのアートハウスが1番人気に推されたものの④着。昨24年もフィアスプライドが56キロで1番人気⑨着に敗れた。

 2頭とも“①着”はないとみて、△にとどめる。

 ジューンオレンジの反撃に期待する。

 前走のニューイヤーS⑪着は内に入れず終始、外を回らされるロスがこたえたもの。同じ中山千八の2走前・ディセンバーS②着を見直したい。

【阪神11R・フィリーズレビュー】 関東馬がこのレースを勝ったのは12年のアイムユアーズまでさかのぼる。それ以降は〈02135〉。18年はモルトアレグロが1番人気⑩着。昨24年も阪神JF③着馬コラソンビートが単勝オッズ1・8倍の断然人気で②着……。とにかく鬼門といっていい。

 データから関東馬に重い印を打ちづらく、印を打っても△評価まで。

 本命はリリーフィールドだ。阪神JFは2番手追走から残り1Fまで踏ん張っていたものの、最後は脚が上がって⑫着。千六は少し長かった。

 3馬身半差の完勝だった千四に戻って重賞初制覇といく。

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3月8日(土)中山競馬場

市川正人

 入社13年目で普段は編集業務に携わりながら、時に外国馬取材のため競馬場へ通うことも。
 競馬との出合いは小学3~4年生のころ、家族と中山競馬場に行ったのが運の尽き(?)。見事にドはまりして現在に至る。週末特別版にてコラム「人気馬を斬る」、関東ローカルでは本紙を担当しています。
 記憶に残るレースは2008年の天皇賞・秋と10年のスプリンターズS。前者はウオッカ、ダイワスカーレットによる2センチ差の名勝負を現地で観戦できて今でもいい思い出に。一方、後者は水~金曜まで取材してきた香港馬ウルトラファンタジーに本命を打たず勝たれた悔しさから。
 競馬以外では熱狂的な氷室京介ファン。この原稿も自宅でヒムロックを聴きながら書いているくらい、いまだに卒業できません。「ANGEL」や「KISS ME」、バラードなら……あ、スペースがなくなった。

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