【フェブラリーS】東京千六で能力全開 ペプチドナイル今年も

公開日:2025年2月20日 14:00 更新日:2025年2月21日 10:59

 ペプチドナイルが好ムード。

 年齢を重ねつつ力をつけてきた。3歳時には骨折休養を挟みながら未勝利、1、2勝クラスと3連勝。3勝クラスは4歳秋に4戦目で勝ち上がった。5歳夏には大沼S、マリーンS、暮れにもベテルギウスSとリステッド競走、オープン特別を3つ制している。

 そして、6歳の昨年、このレースでブレーク。初のGⅠ、千六。前走の東海Sは⑥着に敗れており、11番人気の低評価だったが、レースは大違いだった。手応え良く好位を追走して、直線では外から力強く伸びた。残り1F手前で先頭に立つと、そのまま1馬身4分の1差をつける完封劇だ。

 続くかしわ記念で③着後、秋にはダート界に君臨していたレモンポップと南部杯で初めて対決した。ここは逃げるレモンポップの2番手につけて4分の3馬身差の②着と踏ん張った。2回目の対戦のチャンピオンズCは0秒4差⑤着だった。

 武英師は「前走もいい仕上がりで臨みましたが展開面でうまく噛み合わないところも。控える形も問題はないけど、コーナー4つの千八だとちょっと難しいところがあります。ペースも流れるマイル、コーナー2つなら問題ないですよ」と話す。

 中間は放牧を挟んで調整。2週前の土曜にCウッドで併せ馬を行い、先週土曜には坂路4F50秒4―12秒5をマーク。今週水曜は藤岡佑が手綱を取り、4F54秒3―11秒8と切れた。

「2週前はちょっとぼけたところも感じましたが、あのひと追いで動きも良化しました。ここを目標に意図したことをやれています。展開次第で(連覇の)チャンスはあると思っています」

 期待がどんどん膨らんでくる。

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