【共同通信杯】カラマティアノス3連勝へ
公開日:2025年2月13日 14:00 更新日:2025年2月13日 14:00
東京千八で能力全開
カラマティアノスが要チェック。
昨夏の新潟千八でデビュー。2番人気に推されたが、直線で前がふさがる不利があり、0秒2差③着までだった。中山千八の未勝利では当然のように1番人気に推された。しかし、逃げ馬と2番手の行った行った決着となり、メンバー最速の3F34秒2の末脚で追い込むものの鼻、首差の③着に惜敗……。
この2戦の鬱憤を続く2戦で晴らす。
まずは東京千八の未勝利。道中はじっくりと後方から運んで、直線でしっかりと伸びた。残り1Fで先頭に立ち、最後は流す感じで1馬身4分の1差をつけて、1番人気に応えた。もちろん、3F33秒8は最速である。
昇級初戦は中京千六のこうやまき賞へ。最後方から向正面で徐々にポジションを上げる形。そして、またまた3F34秒2と最速の末脚を使った。計ったように首差とらえてゴールインだ。
陣営によれば「まだ馬が若い」とのこと。そんな中でも結果を出しており、能力の高さは疑いようがない。
中間は放牧を挟んで調整。帰厩後はウッドで週2本の追い切りをきっちりと消化している。先週水曜には6F84秒9―37秒3、1F11秒2。日曜にも時計を出して、今週水曜は6F81秒4―36秒6、1F11秒9を馬なりでマークした。
手綱を取った戸崎は「もたれていた」と課題を口にする。それでも、初勝利を飾った東京千八なのは能力を発揮させるにはベスト舞台と言えよう。
「長くいい脚を使えるので、距離が延びるのはプラスでしょう。先々のためにも賞金を加算できれば」(奥村武師)
好素材が初めての重賞挑戦でどんな走りを見せてくれるか。