【京都記念】2冠牝馬チェルヴィニアがここから始動
公開日:2025年2月10日 14:00 更新日:2025年2月10日 14:00
今週は東西で3重賞が行われる。東京が土、日での3歳重賞なら、京都は日曜に古馬重賞の京都記念。今年で118回目となる伝統のGⅡ戦だ。
近年もクロノジェネシス、ラヴズオンリーユー、ドウデュースなどのGⅠ馬が勝ち馬に名を連ねており、春GⅠを占う意味でも重要な一戦となる。
今年の注目は昨年、オークス、秋華賞を制して牝馬2冠のチェルヴィニア。続くジャパンCでも古馬の男馬を0秒4差の④着だから、世代トップクラスの実力なのは疑うべくもない。ちなみに、ドバイシーマCへの招待を受諾しており、レース後の様子を見て正式な出否を決めるとのこと。堂々の海外遠征とするためにも、まずはきっちりと結果を出したいところ。
一昨年の皐月賞馬ソールオリエンスもここから始動する。昨年は宝塚記念で②着と好走も、秋は天皇賞⑦着、ジャパンC⑭着と結果を残せなかった。昨年の宝塚記念と同じ舞台となる京都の二千二百メートルで復活を狙う。この牡、牝の関東馬が中心となるか。
栗東勢では、昨年の勝ち馬がプラダリア。その後のGⅠ戦線では結果を残せなかったが、好位抜け出しの横綱相撲で勝ち切った昨年の内容からもこの舞台ならだろう。勝てば16、17年サトノクラウン以来の連覇となる。
他に、鳴尾記念勝ち馬で京都は2戦2勝のヨーホーレイク、昨年9番人気で③着のバビット、二千二百メートル〈2010〉の距離巧者のリビアングラスなども侮れない。